10月27-28日、もうシーズンオフで空いてきた尾瀬に行ってきた。山のトップ(頂上)を目指さない登山は久しぶりだ。
まず戸倉から鳩待峠(1591m)まで小型バスで上る。鳩待峠は至仏山(2228m)登山の他、数回きているが、今回その頂上あたりで大きい建物が建設中であった。
鳩待峠10時20分発、尾瀬ケ原の西の玄関口の山の鼻(1400m)まで3.3kmを下る。そのほとんど木道が敷かれているが、前日の雨で用心肝要。山の鼻11時35分着。写真②のように、前日までに降った雪が残っている。昼食を取り上田代あたりまで散策しつつカメラ撮影(9700歩)。有料トイレを済ませ、山の鼻13時発、鳩待峠14時10分着(5300歩)。
つまり、1日目の運動量は、約8kmで約15000歩となったが、戸倉の旅館では、温泉に浸り、夕食では飲食とも、通常の倍くらいの食欲であり、熟睡もできた。
結局は、平坦地であっても(山の頂に達せずとも)運動量は稼げるし、健康量も得られることが証明された。そしてただ歩きさえすればいいというものではなく、それ(歩き)が筋肉や内臓等にかなりの影響、刺激を与える運動であることが必要のようだ。(写真は至仏山)
10月21日、念願の浅間山に登った。恐らくは今年最後の山であろう。
20日に阿蘇山の噴火が報じられた。(日本の活火山は、全国99座(他に北方領土に11座)あり。活火山には、噴火レベルとして、1「活火山であることに留意」、2「火口周辺規制(火口から1km以内立入禁止)」、3「入山規制」、4,5(省略)の5段階ある。また火山の活動度として、A、B、Cの3段階に分類され、浅間山は阿蘇山と共に活発なAランクに属している。
浅間山には,2000年11月11日に初登頂しているが、当時は噴火レベルが2であったので、臨時的に頂上とされた、外輪山の黒斑山(2404m)までであった。その後2回登るチャンスを得たが、頂上には達せず。今年もレベル2であったが、8月6日にやっとレベル1に変更され、更に火口近くの前掛山(2524m)まで接近できることとなった。(浅間山最高地点は火口壁にある釜山2568m) 今月17日に初冠雪したことを知っていたが、いつレベル2に戻さるか分からないので、冬装備に変更し、急ぎ登山を決行することとした。
朝7時前に登山口(天狗温泉)出発、雪の状態、風の強さを心配したが、正午過ぎに頂上に到着、充分に頂上を満喫し、無事下山できた。
データ 浅間山 2568m 上り 5時間 12300歩 下り 4時間 19000歩
出発点~頂上 距離往復 13km 高さ 1100m
県を跨ぐ旅行ができるようになり、10月4日、日光の男体山(百名山)に登った。
男体山は、1998年10月9日に初登頂し、その後、昨年10月5日2回目登頂を目指したが、天候悪化でやむなく5合目で退避せざるを得ず、今回はそのリベンジということ。
体力も持久力も衰えたが、順調に登行でき、昼前に登頂でき、普通は半時間程度の滞在が1時間程度頂上で撮影、見学できた。ただ天気が良すぎて遠くがかすみ、富士山を見つけられなかったのは残念。帰路は疲れが加算するので、事故、怪我が起こりやすく用心、用心で、ほぼ登りと同時間かけて、やっと下山できた。極めて満足感あり。
データ 男体山 2486m 上り 4時間 5500歩 下り 3時間50分 9300歩
出会った登山者 上下共 7,8名 頂上 10名ほど
コロナ禍で、巣ごもりに耐え兼ね、今年初めて百名山クラスの山登りをした。以前から登りたかった「櫛形山」(2053m,二百名山)甲府盆地の最短にどっしりと構え、富士山に最も近く、多くの山々、とくに左の北岳をはじめ南アルプスの山に恵まれる。花の名山としても有名であり、次の2点を掲載した。左の映像の最高山が北岳。
皇海山登山口までは約20kmの砂利道悪路で有名な林道を往く。登山口からは不動沢に沿って、数度の渡渉しつつ急坂を上りつめると、コルに出る。左の深い森に入り、約1時間で頂上に達する。 (次の写真をクリックすると拡大します)
丁度盆休み中で、のろのろ台風10号がやってくるまでの機会に、日光白根山に登った、2回目である。前回は、菅沼からの直登で、かなり登り応えがあったが、今回はロープウェイを利用した(なお前回のときはロープウェイが設置されてなかった)。その頃は、奥白根山と呼ばれていた。 (写真をクリックすると、画面が拡大します)
左の映像は8月8日朝のNHKテレビである。7日夜に浅間山が噴火したことを報じている。
山爺は、その3日前(4日)に浅間山に行っていた。
奇遇にも、登山史上最悪の事故ともいわれる御嶽山噴火のときも6日前に登山していた。今回は犠牲者等被害もなく、ただそれだけが幸いであった。よかった。
今年の最後のハイライトとして、北アルプスの展望台と称される常念岳(2857m)を選んだ。常念小屋に積雪の状況を聞くと、北面には凍結があるとのこと、天気予報を確かめ、思い切って出かけた。幸いにして風、気温等の天候にも恵まれ、今まで経験してない位の展望を堪能でき、頂上から去るのが惜しまれた。できればもう一度訪れたい。
データ 標高 2857m (登山口からの高さ 1600m)
上り 8時間05分(13300歩) 下り 6時間10分(20800歩) (休憩含む)
(参考 前回(2003年) 上り 5時間08分 下り 4時間 )
(画面クリックで拡大します。解説付き)
震度7の震災後2週間過ぎたが、全国的に雨でも晴れてる北海道の百名山、十勝岳に登った。高山は一般的に昼前後からガスってくるものだが、今回は一日中晴れっぱなし。展望極めて良し。最近は火山の噴火が多発しており、活火山の十勝もそのうちに登山禁止になるかも、という危惧もあった。登山口(望岳台)からの高低差が約1100mあり、しんどいのを覚悟したが、順調に登下山できた。
データ 標高 2077m (登山口からの高さ 1147m)
上り 4時間22分(9900歩) 下り 3時間13分(13000歩) 休憩含む
(参考 前回(2002年) 登り2時間46分 下り2時間03分)
上の4枚は頂上関連、
下の4枚は登山道のもの、それぞれ画面をクリックして拡大ください。
台風北上中、上越の名峰、妙高山に17年ぶりに再登した。前回は登り4.5時間かかったが、今回は、なんと6.5時間を要した、シンドイ。天気良すぎて真っ黒に日焼けがお土産。
データ 標高 2454m(南峰)(登山口からの高さ1374m)
上り 6時間28分(9000歩) 下り4時間48分(12800歩) 休憩含む
(参考 前回(2001年)上り4時間47分 下り2時間30分)
日本アルプスなどの山々はまだ雪に閉ざされ、九州の山の次は関西ということで、大峰山を選びましたが、登山口までやっと1台通れる細い山道で大変、前回もレンタカーだったが、よくぞ行けたもんヤ。前回は雨で写真はアナログでグチャグチャやったけど。今回は快晴。
データ 標高1914.9m (登山口からの標高差 820m)
上り 4時間03分(9360歩)下り 3時間25分 (13700歩)(いずれも休憩含む)
(参考 前回2001年 上り2時間35分 下り2時間05分)
今年の本格的な登山の開始として、雪のない九州が選ばれた。祖母山は神話の里の神話の山であり、祖母とは神武天皇の祖母「トヨタマヒメ」のことである。以下映像を簡単に解説。
①②は頂上部での様子。頂上は宮崎県と大分県の境界でもある。
③頂上まで5.3km、十等分して正確に530m毎に九つの合目を設定している、合を付けている山は少なくないが、こんなのは初めて。以前に登ったときはこの標識は無かった。
④5合目と6合目との間に三県(宮崎、大分、熊本)の境界を示す標識がある。
⑤祖母山はアケボノツツジで有名、5月中~下旬に頂上部全体が満開となる。
⑥「日本山岳育ての親」と称されるウエストン氏(英牧師)は日本アルプスに初登頂する前に祖母山に登頂していた。氏のレリーフを配した碑が、地元の三秀台に設けられている。
日本百名山の著者、深田久弥氏は、著書で、「日本の十名山を選べと言われたとしても、この山を落とさないだろう」と記されているように、名峰である。
2017.10.10 甲斐駒に再登した。花崗岩の白砂を踏みしめ、満足感最高。この時期、北沢峠からの帰りのバスの便が少なく、かなり焦った。